コラム

8/5国連安保理の北朝鮮制裁決議、効果ある?青山繁晴氏の解説

投稿日:2017年8月8日 更新日:

先日の国連安保理にて北朝鮮制裁決議が全会一致で採択されました。制裁のたびに「北朝鮮への制裁は効果がない。抜け穴が沢山あるから」という声が上がりますが、どうも今回は違うようです。

【国連安保理】北朝鮮制裁決議を採択=石炭全面禁輸、原油は見送り

今回の北朝鮮制裁決議については上述の動画で青山繁晴議員より詳細な解説がなされましたので、それを私なりにまとめました。

北朝鮮の現状

農業・工業生産は行き詰まっています。農業生産はちょっとでも天候が悪いと餓死者が出るレベル。工業生産についても、日用的なものすらほとんど作れなくなっているようです。

その為いくつかの手段で外貨を稼ぎ、海外から必要な物資を購入し国を維持しているのが現状。

外貨獲得の主な手段は以下の通り。

  1. とても高値で売れる核と核関連技術に注力し、それらを販売
  2. 薬物(覚せい剤、ヘロインなど)の製造・販売
  3. 偽ドルの製造・販売

金融制裁はなぜ効果があるの?

上述の手段で稼いだ闇の外貨はそのまま表の世界では使うことはできません。マネーロンダリングで汚れていない外貨に変えないと食料などの物資が購入できないのです。

ということはマネーロンダリングできないよう金融制裁を行えば、北朝鮮は国を維持するために必要な物資の購入ができなくなります。

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今回の金融制裁に至るまでの背景

北朝鮮に効果がないと言われてきた制裁ですが、ブッシュ政権末期に行った金融制裁だけは北朝鮮に大きな打撃を与えていたようです。

しかし、「効果があったから北朝鮮は言うことを聞くだろう」と誤った判断を下した米国は制裁をやめてしまいました。

その後、北朝鮮はすぐに対策をうち出します。北朝鮮を支えてくれている中国にほとんどの銀行口座を集中させました。これにより北の闇金が中国で綺麗なお金になる仕組みが出来上がってしまいました。

米国のオバマ政権はそれに気づき、トランプ大統領にその情報は引き継がれ、今回の金融制裁に活用されているようです。対北朝鮮制裁に中国の銀行が含まれているのはそのせいですね。

また今回の制裁では金正恩個人が資産凍結対象に含まれました。なぜでしょう?

北朝鮮制裁に金正恩の資産凍結を盛り込んだ理由

北朝鮮がマネーロンダリングで変えた綺麗なお金は、ほとんどが金正恩個人のお金となっています。(通常の国家ではこんなことありえませんが。)

つまり北朝鮮の資産のほとんどを凍結させるためには、金正恩個人の資産凍結が必要だったわけです。ちゃんと理由があるんですね。

最後に

アメリカがどれほど本気で北朝鮮対策に乗り出しているのか、今回の制裁内容から伺い知ることができたと私は考えています。

青山繁晴氏はこれでも北朝鮮が止まらない場合、初めて核保有国同士の戦争が起こると警告しています。様々な国の思惑が絡みつく話ですので100%そうなるとは思いませんが、その可能性はどんどん高まっています。日本も対岸の火事ではすみません。

森友・加計問題でワーワー騒いでいる場合じゃないというのが、今回の話で改めて浮き彫りになったと私は思います。

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