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【経済】ドイツのスーパー『ALDI』世界中で急成長する秘密

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日本の業務スーパーに近い業態ですね。
日本でALDIが成功するかといえば、私はしないと思います。
低価格路線のスーパーでは全国展開している業務スーパーや九州に盤石な経営基盤があるコスモス等、日本には低価格路線で非常に強いスーパーがひしめいています。特に業務スーパーはトップダウン経営の強みを生かしてPB商品の開発スピードが異常に早い上に、販管費も極限まで落としており、価格や商品力でかなりの強みがあります。当面は強いライバルも多いし、日本には来ないでしょう、たぶん。

ドイツ企業と聞いて思い浮かべるのは、どんなブランドだろうか。
多くの場合、自動車というイメージが強いのではないだろうか。
もちろん世界的に販売されているドイツメーカーは多いし、人気も高い。

そんなドイツから今、自動車以外で、じわじわと世界で勢力を広げているブランドが存在する。
低価格をウリにするディスカウントスーパーマーケットの「ALDI(アルディ)」だ。
現在のところ、世界18カ国で1万店舗以上を展開し、急成長している注目の企業である。

日本などではまだ知名度が低いので、聞いたことがない人が多いだろう。
だが英国や米国では最近、存在感を増している。
価格にシビアな消費者の支持を得て、店舗を拡大しており、スーパーマーケットも展開する小売業界最大手ウォルマートが警戒するほどにまでなっている。

業界最大手を脅かすほどのアルディとは、どんなブランドなのだろうか。
アルディが、かなりの勢いで世界進出を成功させているその秘密に迫りたい。

アルディは、正式には「ALDI Nord(ノルト/北の意味)」と「ALDI Sud(ズュート/南の意味:Sudのuは、uにウムラウト記号ないし分音記号(¨)を付した文字)」という、2つの独立した会社から成る。
2社が同じブランドを世界展開しているという一風変わった企業だが、両社はそれぞれドイツ国内で担当する地域を北部と南部に分けている。

アルディが創業されたのは1913年で、鉱山で栄えたドイツ西部の都市エッセンにあった小さな食料品店が始まりだった。
母親からその店を引き継いだ息子兄弟が、そこから店の事業拡大を成功させるのだが、しばらくしてタバコを店頭で販売するかどうかでケンカし、結果的にビジネスの運営を別々にすることになった。

そんなことから、アルディは現在も2社、存在している。
ただ、それぞれブランドロゴが微妙に異なっているが、一般的には両社をひっくるめて「ALDI」というブランド名で浸透している。
ドイツ国内でアルディは、徐々に店を増やし、現在ではノルトが2500店舗、ズュートが1600店舗を誇るまでになった。

英国、米国で店舗数を拡大

そんなアルディが初めて海外に進出したのは1967年のこと。
オーストリアのスーパーマーケットを買収したことだった。
それから欧州を中心に海外展開を行い、特に1990年に進出した英国では目覚ましい成功を収めている。

リーマンショックまでは、英国でのマーケットシェアが2%にも満たないブランドだったが、リーマンショック後の不景気を逆手にとり、低価格をウリにしたスーパーとして急成長。現在では、英国内で業界5位にまで浮上している。

2017年2月時点で、英国内に約700店舗を運営しているアルディだが、今後5年間で300店舗をオープンさせる計画だという。
英国では、525店舗を展開しているウォルマートの子会社である「Asda(アズダ)」が有名なスーパーマーケットのひとつだが、近年、同店の売り上げが落ちている背景には、アルディの存在がチラついている。

アルディは今、米国でもその存在感が高まっている。
現在1600店舗を展開しているが、16億ドルの巨額を投じて既存の1300店舗を改装し、2018年末までにフロリダ州やテキサス州を中心として新たに400店舗をオープンさせる予定でいる。

米国のスーパーマーケット業界といえば、2014年以降に18社が倒産に追い込まれているほど厳しい状況にある。さらに最近では、Amazonもビジネスに参入するなど、いまだかつてないほどに競争が激化している。

現在のところ、アルディの米国におけるマーケットシェアは、わずか1.5%ほどしかなく、業界トップで、22%ものマーケットシェアを誇るウォルマートにはまだ遠く及ばない。
だが業界の分析では、アルディは年率15%で急成長中であり、そのポテンシャルは高いと見られている。

世界で拡大を続ける秘けつ

英国や米国で存在感を増しているアルディだが、国内のみならず世界でも拡大を続ける成功の秘けつは、同社がユニークなビジネスモデルを採用していることがある。

まず、1つ目の特徴は、アルディの店舗は競合他社と比べて、規模が非常に小さいことだ。売り場面積が小さいので、当然のことだが、店舗で取り扱える商品にも制限が出てくる。
そのため、アルディでは、日常生活に欠かせないベーシックな商品しか取り扱っていないのだ。

また、個々の商品に関しても、サイズが1種類のみだったり、取り扱うブランドが少ないなど、あえて選択肢を絞っている。
効率よく買い物をしたい消費者には、無駄に広い店舗をぐるぐる回って商品を探す必要がないので、時短になると好評だ。

2つ目の特徴として、従業員の無駄な手間を省いて、サービスの向上を図っている点が挙げられる。
例えば、店舗内の商品ディスプレイだ。

一般的なスーパーでは、棚に商品を陳列しているため、従業員がこまめに商品をストックし、きれいに並べる必要がある。
しかし、アルディでは、商品が届けられた段ボール箱などをそのまま陳列に利用するため、簡単に積み重ねられ、従業員の作業時間やコストの上でも効率が良くなっている。

さらに、野菜や果物などは、一般的なスーパーのようにバラ売りをしていない。
袋入りで販売しているので、レジでいちいち測って値段を入力する手間がいらない。袋に貼られたバーコードをスキャンするだけなので、レジ待ちの時間も短縮できる。

ほかにも、買い物用のショッピングカートが、コイン式になっているのも通常のスーパーとは違う点だ。コインを差し込んでピンを抜き、使用後はまたピンを戻すことでコインが返却され、実質無料で利用できるというシステムだ。

これも戦略である。
利用者が決められた場所にカートを返却することで、欧米のスーパーマーケットにありがちな、駐車場に散乱したカートを回収するといった、従業員の作業をなくすことに成功している。

アルディの最大の特徴

ただ何と言っても、最大の特徴は価格が安いことだ。
これは同社の伝統というべきもので、母親から店を引き継いだ当初から、自分たちを「世界初のディスカウントストア」と主張していたくらい、価格の安さにはこだわりがある。

価格を下げられる理由は、店舗内で取り扱う商品の大半が、アルディのプライベート(自社)ブランドだからだ。約90%の商品がプライベートブランド商品のため、低価格を維持することができるというわけだ。
(ちなみに、ウォルマートではさまざまなブランドを取り扱っているため、プライベートブランドの割合は30%ほど)。

また、競合店の特売に対抗して、価格を臨機応変に変更することもある。
低価格をウリにしているため、消費者からのその期待を裏切らないように対応している。

このような企業努力により、アルディの商品価格は競合他社と比べると、20%以上も安くなっている。
さらに、クーポンや会員制ポイントカードなどを使用しなくても、いつでも安いというシンプルさが支持されている。

とはいえ、プライベートブランド商品が9割も占めているスーパーマーケットというのは、少し想像しにくいかもしれない。
価格重視だとはいえ、自社の製品ばかりで、実際に消費者をひきつけることができるのだろうか。

米国で人気が高い「Trader Joe’s(トレーダージョーズ)」というスーパーマーケットを聞いたことがあるだろうか。
実は、トレーダージョーズを運営しているのが、アルディだということはあまりしられていない。

トレーダージョーズは、プライベートブランド商品をうまく使い、オーガニックフードや多国籍の食材、さらにはワインなどを低価格で販売している。
そのため、米国でかなり人気の高いスーパーとして、消費者ランキングでトップの常連なのだ。

つまり、プライベートブランド商品といっても、以前よりはパッケージが魅力的になっており、消費者にも受け入れられている。
またオシャレなお店として海外からの旅行者にも人気になっている。
トレーダージョーズと比べると、アルディは少し地味かもしれないが、合理的に節約したい消費者には魅力的なストアなのは間違いない。

さて、日本はどうか

米国では、主に東海岸を中心に展開中のアルディだが、大規模な店舗の改装や拡大に力を入れている。
店内の通路を広くしたり、明るめの照明に変更するなど、イメージアップを図っているのだ。

さらに、健康志向の高まりから、オーガニックやグルテンフリー(小麦などに含まれるタンパク質の一種であるグルテンを含まない食品)、抗生物質を使用しない鶏肉など、売り上げが伸びているプライベートブランド商品の売り場を充実させている。
しかも、興味深いのが店舗のロケーションだ。

アルディは、競合であるウォルマートの巨大店舗がある場所の近くに、あえて出店している。
ウォルマートを利用する節約志向の買い物客を密かに奪い取ろうという目論見だ。
「セコイなあ」と思われるかもしれないが、これも立派な戦略である。

そんなアルディが現在目標としているのが、2018年までに米国で2000店舗を展開することだ。その数は、ウォルマートの店舗数の約42%に値する。
ここでも、じわじわとマーケットシェアを狙っている。

またアルディは、アジアにも目を向け始めている。アジア進出の最初の国として選んだのが、中国だ。と言っても、実店舗をオープンさせたのではない。ネット上に店舗を立ち上げたのである。

中国アリババグループが運営するeコマースサイト「TMall Global(天猫国際)」上にストアを開設し、オーストラリアから商品を発送するというユニークな試みを始めている。
2017年4月からサービスを開始したばかりだが、ワインやスナック、朝食用のシリアル、粉ミルクなどを取り扱っている。

日本でもかつて、いくつもの海外大手スーパーが参入し、撤退に追い込まれていった。そんな歴史からも、日本には独自のスーパーマーケット文化があり、消費者を取り込むのが難しいマーケットと見られている。

ただ斬新なアイデアをもつアルディなら、日本国内で実店舗の展開を開始しても十分にサバイバルできるかもしれない。
今後の展開に注目したい。
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1705/29/news019.html
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1705/29/news019_2.html
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1705/29/news019_3.html
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1705/29/news019_4.html
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1705/29/news019_5.html

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コメント

72:
>>1を読む限り、日本のスーパーがコストカットのために既にやってるようなことばっかのような。
カートのコイン制だって日本でも一時期あちらこちらが導入したが、
利便性が悪いのか定着しなかった様子だけど。

 

30:

>>3
>アルディは、競合であるウォルマートの巨大店舗がある場所の近くに、あえて出店している。
>ウォルマートを利用する節約志向の買い物客を密かに奪い取ろうという目論見だ。
>「セコイなあ」と思われるかもしれないが、これも立派な戦略である。

それウォルマートがとってきた戦略も似たり寄ったり。
競合他社を挟み込むように二店舗オープン。ライバルが潰れたら一店舗潰してドミナントの完成。

 

5:

まず、1つ目の特徴は、アルディの店舗は競合他社と比べて、規模が非常に小さいことだ。
売り場面積が小さいので、当然のことだが、店舗で取り扱える商品にも制限が出てくる。
そのため、アルディでは、日常生活に欠かせないベーシックな商品しか取り扱っていないのだ。

コンビニあるから日本じゃ厳しそう

 

17:

>>5
>コンビニあるから日本じゃ厳しそう

コンビニは物の値段が高いだろ

 

121:
>>17
100円ローソンがあるじゃないか

 

128:
>>121
まあ撤退しまくってるけどなローソン100
物価高い田舎にあれば重宝しそうだけど

 

31:
>>5
フツーのスーパーがバカでかいだけで、ALDIは日本で言うBIG-A位のサイズ感。

 

62:

まいばすけっと、と業務スーパーのミックスみたいなもんかな?

>>37
両方とも関東ローカルだな。大資本だが。それをカッペとか言っちゃうあたりw

 

18:
ジェーソンやミスターマックスみたいな感じなら要らん
コストコなら行く

 

19:
ドイツにいたころアルディで1ユーロで10個くらい入ったリンゴ袋買ってたわ

 

24:
>>19
ドイツって日本より一人当たりの収入が100万円くらい多いだろ、物の値段は同じくらいで
それなのになんで安物に走る必要があるの?

 

48:
>>24
いやそもそも食品は安いから。自給率高いし、食品の軽減税率もある。
日本が高いんだよ。日本より所得が高い欧米から来た人間でも
日本の食品は高いと言うくらいだから。

 

56:

>>24
基本的質素

夜は パン一切れ ハム一切れ
と大豆食品

 

78:
>>24
ある程度の収入を超えない限り、価格は重要な決定要因だよ。富豪でも、節約が大好きな人もいるし。

 

21:
取り扱い商品が少ないとかなんかすげえなw
何が魅力なんだよ

 

32:

>約90%の商品がプライベートブランド商品のため、低価格を維持することができるというわけだ

うーん
流行らないやろ

 

126:

>>32
無理だな。
まいばすけっとにもビッグエーにも勝てない。
ゼロから日本人向けPB作るのか?

「うち向けにPB作れ!ただし10店舗から」
なんて言われて受けるとこあるか?

 

33:
日本でもコンビニより安い価格で出店できるなら勝算はあるだろうね
できればだけどwww

 

35:
PBは質が良くないというイメージが…。
ドイツ人はセコいからそれでもいいんかな。

 

38:
微妙だな
棚をPBでカバーし切るのはイオンでさえ難しいし
セブンプレムアムくらいのクオリティがあっても、そればっか並べられたら客足遠のくだろ

 

41:
日本にもほしいな
ソーセージとか
ドイツビールとか充実してそう

 

42:
プライベートブランド云々はあれだけど、商品のブランドやサイズを絞るのはOKストアがやってるな。

 

43:
日本にゃ来ないだろ
他国同業他社の屍乗り越えてくるほどの
ウマ味がない

 

44:
関西でウケそうな希ガス

 

49:

コスト削減の徹底ぶりはすごいと思うが、
それほど伸びないと思う。

日本でもデフレ前提の激安業態って、ちょっと景気がよくなると経営悪化してたし。

 

53:
ドイツのスーパーって袋くれないし
肉もパック包装しなさそう

 

58:
コイン式のカートはいいな
日本だと失敗しそう

 

74:
>>58
それはイオンとかにもあるでしょ

 

66:
まぁドイツ版業務スーパーってとこか
ギリシャ製のパンとか売るんだろう

 

70:
日本での営業は本当に難しいらしいね
ボーダフォンとかテスコとかみんな売り払ったり撤退しちゃったし

 

116:
>>70
特にスーパーは日本のおばちゃんに合わせて形成された独自の文化があるからな

 

73:
野菜と果物だけドイツ価格で売ってくれたらなあ
後はいらん

 

引用元:http://ai.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1496182205/

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